セラに乗っている友人が貸してくれたDVDは、CS放送のディスカバリーチャンネルで放送している「名車再生! クラシックカー・ディーラーズ」と言う番組の録画でした。
この番組はイギリスのAttaboyTVの制作で、原題は「Wheeler Dealers」クルマ販売=自動車屋です。
マイクと言ういわばディーラー役がメカニックのエドにレストアを託して販売し、「少しでも利益が出れば御の字です。」とドキュメント風のタッチで描くものです。
とにかく古い車を修理や補修、時には改良、改造までして現在の法律や規制、道路事情に合わせて、そして売れそうなクルマしてしまうプロセスを、レストア作業の内容を細かく描くところが面白く、CS放送が受信できない私は友人にせがんでつぎつぎに借り出して見ています。
モーリス・マイナーやMG・Aなどは私も携わったことがあるオースチンと同じエンジンが載っていますし、ダットサンはこれのコピーと言ってもいいほどのエンジンがあります。
またシトロエン2CVはパブリカUPを想い出し、シボレーステップサイドという50年代のトラックはセドリックのプッシュロッドエンジンと同じ造りです、またBMWやFIAT500などは私もいじくった経験がありますから自動車屋時代に仕事が懐かしく、「あゝ俺と同じやり方や」などと思いを巡らせて夢中になって、まさにマイブームというところです。
それにしてもイギリスやアメリカではこのようにレストアするためには、いろいろな専門業者があるもので、70年代のモーリス・マイナートラベラーの木製ボディをオリジナルと同じに造ったり、VWシングの幌など簡単にできてしまうのですから驚きです。
日本ではそんな儲からない商売をする人など、まれでしょう。
そこで、このDVDをパソコンでダビングしようと思ったところ、これがどのソフトを使ってみてもダビングできません。
これはダビング10と言う規制によるものだそうで、ビデオレコーダーでHDDに録画した場合それをDVDにダビングは出来ますが、そのDVDをさらにダビングすることは出来ないことになっているのです。
その信号を回避するには、アナログ機器を使うかよほど古い機械を使うしかないようです、いずれにしてもこれは無理な相談ですね。
と思っていたら、YouTubeにはいくらでもアップされているし、アベマTVでもディスカバリーチャンネルが見られるのです。まったくどうなっているのでしょうね。
パソコンで見られるものは簡単に録画できますが、こんなに自由に見られるならまったくダビングする必要は無いし、それよりダビングして何度も見るほどのヒマはないとあきらめた次第です。