Windows Vista とWindows7の違いはなんだというと、少し動作が速いとか、新しい機能が豊富だとかいろいろあるが、まあ、「目新しいこと」だと思う。
だが、今まで使っていた一太郎などのアプリケーションでいつもの作業をする段には何ら変わらないしWindowsが顔を出すことは少ない。
Windowsが顔を出すのはその前後、つまりファイル操作や作業の準備などの時などだから、なれた手順で作業が出来る方がよい、ただそのなれない手順がつまり目新しいのだしそこに「新しもん」の値打ちがあるのではないだろうか。
5月3日にわが愛機Kal-El4世のVista再インストールを実行して、健康を取り戻しすこぶる快適になったのだが、それまでWindows7RC版を使っていた身には、旧型のパソコンに戻ったようで、どうも“居住まい”が悪い。
で、新しいHDDとWindows7HPを衝動買いしてしまった。「目新しいこと」「新しもん」の魅力に負けてしまったようだ、そしてついでに1980円の激安電源ユニットも買ってしまった、これが使えるのかどうなのか、思ったことを書いてみる。
今まで使っていた電源は2004年のOwltech SS350FS、350Wの電源でマザーボードのメインには20ピンの配線に24ピンのアダプターをつけて使っていた、オウルテックの電源は静かだということで選んだものだ、それは確かに静かだし、350Wで充分だし何も交換する必要はなかったのだが、このアダプターの配線が非常に堅くて使いにくかったのだ。
そこで新しい電源、Maxcube 500W、1980円で心配だったのは、配線の堅さ、静かさ、そして耐久性だ、このうち耐久性については今すぐ結論の出るものではないが、電源ユニットが壊れるとほかのパーツに影響を及ぼすことがあるので注意深くみてゆきたいと思っている。
静かさは文句ない、Owltech SS350FSよりも静かなくらいだ、Owltech の9Cmファンに比べてMaxcube は12Cmファンなので電源自体の温度も少し低いような気がする、だが音質はあまりよくない、いわゆる重低音で静かだが気にすれば気になるといった感じだ。
パソコン自作万年初心者にとって配線が柔らかく扱いやすいのは大助かりだ、昔の電源はここのところがよくなかった、狭いケース内での取り回しが配線の堅さで自由にならないというのはもうやめて欲しいものだ、その点Maxcube 500Wはずいぶんよくなっている。
本当はケースにあわせて、配線の長さを自由にカスタマイズすればよいのだが、そのためにはカプラーを分解して結線しなければならないので誰にでも簡単にと言うわけにはいかないのだろう。
この電源を買うときにショップの店員さんに「だいじょうぶ?」と確かめてみたのだが、よい返事は返ってこなかった、なにしろ1980円で「安心してください」とは言いにくかったのだろうが、私としては今のところ「いい買い物をした」と思っている。