2019年03月02日

シティというクルマ

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 昭和50年代、乗用車の高さを1cm高くすれば3cm長くなるのと同じ効果がある、という記事を読んだ記憶があります。

 つまりそれほど乗用車の設計は“低く長く”作られていましたから、少し背を高くしようよ、という機運が高くなっていました。

 それにいち早く反応したのがおそらくダイハツで、初代シャレードや2代目ミラクォーレは少し車高が高くなって、明らかにそれまでより広々とした車室を売りにしていました。

 そして昭和56年、ビックリするほど背の高い小型乗用車がデビューしました。

 それがホンダシティです。

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 平均年齢27歳という若手開発陣によって生み出され、全長3380mm全幅1570mmに対して全高1470mm、「トールボーイ」と呼ばれました。

 現在の軽自動車のような寸法ですが、当時はこれが画期的だったのです。

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 そしてCOMBAXと名付けられた1200ccの低燃費型でクラストップの21.0km/L(10モード)を実現した67馬力CVCCエンジンを積んで、マッドネスというグループが井上大輔作曲のIn The Cityを歌って踊るムカデダンスのコマーシャルと相まって大ヒット、昭和56年から5年間で31万台余の生産台数となりました。

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 これと同時に発売されたのが、シティのカーゴスペースにぴったり収まるモトコンプというバイクです。

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 2サイクル49cc2.5馬力の原動機付自転車ですがシティと同時開発で進められたユニークな試みでハンドル、シート、ステップを折りたたんでプラスチック製のボディーに収納出来、シティのトランクに積んで遠くに出かけた際に目的地の足になるという触れ込みで、話題になりました。

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 しかしテレビコマーシャルの影響か、シティの付属品だと思われたようで売れ行きは良くなかったそうです。

 シティは100馬力のターボチャージャー付き車やマンハッタンルーフ(ハイルーフ仕様)、カブリオレなど次々と追加されますが、中でもブルドッグと呼ばれたターボⅡ仕様はインタークーラーを追加することで110馬力を発揮し、スクランブルブーストという機能はアクセル全開で、10秒間だけ過給圧が10%アップするという面白いものでした。

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 私の自動車屋でもブルドッグを1台販売しましたので何度か乗る機会がありましたので、空冷1300の頃のような強烈な印象はありませんが、実に楽しいドライブをさせて頂きました。
 但し10パーセントアップというのは街中では試すことは出来ませんでした。

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 さてこの後2代目シティのビックリを書きたいのですが長くなりますので次回と言うことにします。













posted by 健太朗 at 17:20| 京都 ☁| Comment(0) | ホンダの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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