2018年05月27日

コンソルソ・デレガンツァ京都2018 その参


  門川京都市長は表彰式の祝辞で 「クラシックカーはボディやエンジンなどのパーツがデザインや機能を踏まえ、別の会社で別の職人が協調しながら作られた時代の、まさに芸術品だ。京都に伝わる伝統のものづくり、例えば二条城も大工、瓦屋、木工などの様々な職人がそれぞれのパーツを見事に融合させていくということが、クラシックカーと世界遺産二条城、又日本の伝統的なものづくりにおいて共通の哲学だ。だから調和するのでしょう」 とコメントされました。



 確かにクラシックカーの名車を二条城の二の丸御殿のお庭で眺めるとそれは素晴らしく又自然に調和して違和感など全くなかったと思います。



 今回はBest of Show(最優秀賞) 1951年アルファロメオ6C2500SSヴィラ・デステとTouring Early Italian(1951年以前に作られたイタリアのメーカーでトゥーリングのボディを纏った最も優れているクルマ)を受賞した、 1939年アルファロメオ6C2500SSスポーツベルリネッタを紹介します。


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1951年アルファロメオ6C2500SSヴィラ・デステ


 アルファロメオはロミオとジュリエットの親戚?、というのは大間違いですよ。(冗談です)



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1939年アルファロメオ6C2500SSスポーツ・ベルリネッタ

 ロンバルダ自動車製造株式会社のイタリア語の綴りがAnonima Lombarda Fabbrica Automobili となることからA.L.F.A、それにニコラ・ロメオ技師有限会社、それぞれ高性能車を開発していましたが1918年に吸収合併して、会社名をニコラ・ロメオ技師株式会社としました。




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 1920年、アルファロメオ 20/30 Eスポーツ のエンブレムに、ALFA-ROMEOが誕生します。


 日本で言えば明治の終わりから大正時代ですから古ーい自動車メーカーの話です。



 現在まで続くそのエンブレムはミラノ市章の赤十字とかつてミラノを支配したヴィスコンティ家の家紋(人を飲み込む大蛇)を組み合わせたものでロンバルダの意匠でした、なお合併前はALFA MILANOの文字が刻まれていました。



 今回紹介する6C2500は51年ヴィラ・デステも39年スポーツベルリネッタも基本的に同じモデルです、つまり38年から52年まで造られた6Cとしては5代目に当たる2443ccエンジンを積んだ6C2500であり、SS(スーパースポーツ)なのです。


 スーパースポーツはホイールベースが3種類ある内の中間サイズ、2,700mmのシャシを使っています。



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 ボディはどちらも2ドアクーペなのですが、ヴィラ・デステとスポーツ・ベルリネッタでは微妙にデザインが違います、ベルリネッタは二人乗りのクーペ・タイプを意味しますが、どちらかというとヴィラ・デステの方が、私たちの言うスタンダードモデルなのではないかと思います。


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 ヴィラ・デステはイタリアのティヴォリという街にあるエステ家の邸宅のことで元は修道院だった建物を16世紀中頃、エステ家により改築された、広大な庭のある豪華な別荘で、館と庭園は洗練されたルネッサンス文化の美の結晶ともいわれ、現在は高級リゾートホテルとなっているところです。


 又ここは1929年から上流階級がコーチビルダーに造らせるスペシャルティーカーをお披露目する場であり、それが現在、華麗なるクルマの舞踏会と評されるコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステとなっているのです。



 ちなみに6C2500のエンジンは2,443 cc DOHC I6バルブ二重キャブレターかトリプルキャブレターで110馬力、170km/hにも達したと言われているそうです。



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posted by 健太朗 at 16:19| 京都 ☀| Comment(0) | 外車の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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