2008年06月22日

スバルスポーツ

 スバルとトヨタが一緒になってスポーツカーを創るという。

 日本で一番個性的な車を作るスバルと、どんなジャンルの車にも対応できる技術と資本力を持ったトヨタのコラボレーションは実に楽しみだ。

 

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 そこでちょっと昔のスバルとトヨタのスポーツカーを紹介する。
 1961年の東京モーターショーに出品されていたスバルのリヤエンジンスポーツカーだ。
これはスバルサンバーのシャシとスバル450のエンジンを組み合わせたプラスチックボディのオープン2シーターだ、当時で言うならFIAT850スプリントのようなクルマだが、50年近く昔のこととは言え、空冷2サイクル450ccエンジンと、軽トラックシャシが 本格的スポーツカーといえたのかどうか、と思うのだが、この年の自動車雑誌から拾い読みすると。

 「東京モーターショーに多数のスポーツカーが発表になったことは我が国の自動車社会の健全な発展のために喜ばしいこと」
 と前置きした上で、「 馬力辺り重量は17.4HPで」「これではせっかく軽量のプラスチックボディを採用した意味もない」
 とこき下ろし、「スタイルは人目を引くには十分であるが、フロントのオーバーハングの長すぎるのはちょっと気になる」


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「この鼻先の長さは日本名物の悪路にはちょっと無縁かもしれない」が「スバルスポーツがpoor man's Abarth(?)として、日本の道路を走り出す日も近い」
「その将来はかなり注目すべきものといえよう」と締めくくっている。

 この Abarth のスペルは間違っているようだが、poor man's Abarthとは、直訳すると「貧乏人のよりどころ」というほどの意味らしい。


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 スポーツカーにpoor man's をつけて「心情的スポーツカー」と読ませる記事を読んだことがあるが、やはりこのスポーツカーに本気で期待する人はいなかったようだ。
 これ以後スバルスポーツの話題は聞かないのでやはりこれは単なるショウ向けの試作車で終わったようだ。

 だがおそらく水面下ではいろいろな試作車やスポーツカー構想もあっただろうが、このスバルスポーツの開発が発展的に続いていたら、例えばポルシェのような、例えばミニ?フェラーリのような、そんなスポーツカーが出来ていたかもしれないと考えると、うきうきするようなロマンではないだろうか。

 同じ'61年のモーターショーにトヨタもスポーツカーを出品しているのでこの次はそれを紹介する。

 

posted by 健太朗 at 22:36| Comment(8) | スバルの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
スバルといえばその前身は中島飛行機製作所と聞いているけれど海軍の零戦だよね、確か三菱が陸軍の隼か?戦後中島飛行機製作所のエンジニアがスバル360をつくったんだよね?まちがってたらすみません。スバル車への信頼感と「やぼったさ」はこの辺にあるような気がする。要するに外観より独善的ともいえる中身を売りにしてきたメーカーなんだなあ。レガシーやインプは排気量のわりには燃費は悪いし、よくトヨタはスバルを買ったなと思う、やっぱり零戦効果かな。トヨタにはないものって何かな?ラリーの名声か?よくわからない。スバルもポルシェもエンジンの形式は古いけど水平対抗はいまでも人気があるな。トヨタもポクサーがほしかったのか?下請け組み立て工場がほしかったのか???さて、スバルの動力系にトヨタの外観はどうかな?妥協の産物になって失敗するとおもうのはわたしだけかな?少なくともスバルフリークは買わないよ。たぶん。
Posted by tiger at 2008年07月13日 13:53
うーん、考えさせられますね。 Tシャツ一枚、鼻歌交じりで原爆を落としたB29に対して、防寒戦闘服で身を固めた零戦は、同じ高度で勝負することも出来なかったそうです。 しかし昭和20年の敗戦直前に隼に載せた「誉」という星形16気筒エンジンは驚くべき性能を持っていたとか、もしも当時、ケミカルがしっかりしていたら、云々というはなしを聞いたことがあります。 スバル360を作った百瀬晋六というひとは、「彩雲」という艦上戦闘機で排気タービンとインタークーラーを利用して、高度8000メートルに成功したと云います。  このような技術の蓄積があるのでしようが、それが現在の自動車会社としての富士重工の、トヨタがほしがるほどの企業的魅力になるのかどうか私には到底理解できません。 かつて日産とプリンスが合併したときのように国や銀行系列といった大きな力が働いているのかもしれません。 でも、違った考えの人たちがその違いを認め合って、力を合わせて物作りをしたとき、とんでもない魅力的なものが出来上がることがあるもしれません。 私はそこに期待をしたいですね。
Posted by 健太朗 at 2008年07月13日 17:37
いつもクルマの話を楽しく読ませてもらってます。
 こんな車があったとは驚きですね。
 ところで健太朗さんは、スポーツカーの定義をどう考えていますか?
Posted by 私もクルマ大好き at 2008年10月13日 21:28
スポーツカーの定義、等とおっしゃる、私も車大好きさんは、まことに失礼ですがそこそこご年配の方でしょうね。近頃の若者はカー談義などしないそうですから。
 私はスポーツカーとは、運転を楽しむクルマ、だと思っています。
 現代のスポーツカーは高性能になりすぎて一般の車とはかけ離れた存在になっていますが、はじめは、例えばMGならモーリスのエンジンなどコンポーネントを使って、一般の乗用車より軽いボディと組み合わせることによって軽快な楽しい車に仕上げたのです。
 コルベットだってそうです。シボレーの大きめのV8エンジンに2座オープンボディを組み合わせたのです。ミッションは2速オートマでした。
 日本でもトヨタS800のエンジンはパブリカの空冷2気筒をツインキャブ仕様にして、あの飛行機のようなボディに乗せましたし、マツダミヤータはファミリアでした。そしてホンダS500が発売されたとき、「配達はトラックで、集金はS500で」、といった意味のキャッチコピーがありました。みんな普通の人が普通の道路で楽しめるクルマです。
 運転を楽しむという意味ではクラシックカーもそうだとも云えそうですが、これはちょっと別でしょうね。
 ゼロヨンが数秒、時速200km/hに達するクルマで私の場合は運転を楽しむことは出来ないと思いますが、オリンピックの世界記録もスポーツなら、小学校の校庭を借りてやるテニスやグランドゴルフもスポーツなのです。
 私の場合は後者の方が楽しく参加できると思います。
 でもでもスーパーカーと言われるような高性能車も運転技術や道路などの、それから経済的な条件がそろえば、ほんとの意味で運転を楽しめるクルマたちなんでしょうね。
Posted by 健太朗 at 2008年10月14日 23:23
初めてお邪魔しますヾ(@⌒ー⌒@)ノ
いつも車談義楽しく聞かせてもらっています。
まだ、すべては見る事が出来てなくて、ゆっくり見て行きたいとおもいますが、大好きなスバルの話を読ませてもらい、昔の事を思い出す事が出来ました。
自分がスバルと出会ったのは、父親が二代目レオーネを乗って行った事から始まります。
父親は二代目から三代目へ、そしてレガシィー(初代⇒BH)を乗り継ぐ程のスバル一筋でした。
その父親はと友達の影響から、自分も短い間だけレガシィーツーリングワゴン(BG)のオーナーとなり、自分でマフラーやサス交換をするなど、今でも大好きな車です。
結婚を機に手放してしまいましたが、今でも外でボクサーサウンドを耳にすると、初めて乗った頃を思い出します。
最近のボクサーサウンドも様変わりして、落ち着いたサウンドになった事が非常に残念です(T ^ T)
富士重工さんには、あの頃のサウンドとWRCの復活を心からお願いをしたと思います。
そして燃費は悪かったけど、いつかはBGを買い戻し、マフラーを交換して、ちょい悪親父として、街中を走り回りたいと計画をしていますo(^▽^)o
再びオーナーになった時は健太郎さん、お世話になります。
Posted by 山田の中の案山子 at 2010年12月07日 22:00
健太朗です。

スバルフリークの山田の中の案山子さん、ようこそ。
そして早速のコメントありがとうございます。

ついに日産から音がしないクルマが発売されましたが、クルマにサウンドは必要ですよね、私が中学生くらいの頃は、家の中にいて表にどんな車が通ったか当てるゲームをしました、成績は?ですが、ダットサンとトヨペットの違いさえわかりました。
それほど昔ではありませんが、サウンドもデザインの一つといえる時代もありましたね、その筆頭がスバルでしょう、そしてサウンドがわかる人こそ車好きといえるでしょう。


でも、ホンダのサイトでいろいろなホンダサウンドを聴ける仕掛けがありますが、なぜか臨場感がなくちょっと欲求不満になりそうです、やっぱりリアル体験したいものですね、がんばってクラシックスバルのオーナーになってください。
そのときはボクも乗せてね。
Posted by 健太朗 at 2010年12月08日 14:22
Aberthはアバルト、イタリアのりア・エンジン/リア・ドライヴのスポーツカー。1950年代から、世界のレース、小型クラスでいくつもの優勝をしていて、排気量は1Lにも満たないのに、アルファ・ロメオの2L車よりも高価だった。クルマ好きの憧れののブランド。「財布の軽いヒトのためのアバルト」という意味ではないのだろうか、と思うのですが。たまたま、貴サイトに行き着いて、アバルト乗りとしてぜひお伝えいたしたく。悪意はありませんのでご容赦。
Posted by アバルト at 2016年01月10日 22:17
健太朗です。
アバルトさん、コメントありがとうございます。
そして、すみません、私の文章が稚拙でした、言葉が足りなくてアバルトファンには不快な思いをさせてしまったようです。

仰る通りpoor man's の部分だけを直訳しましたね、本文のスバルスポーツは当時の360軽自動車をベースにしているので私たちにももしかしたら手の届くスポーツカー、と言うことで古い雑誌からご紹介した、つもりです。
もちろんアバルトのサソリのマークや歴史あるスポーツカーメーカーであることは存じております。
アバルトはフィアットの部品を使って高性能なスポーツカーを創っていたメーカーです、フィアット500、850等をベースに魅力的な車を創っていて、もちろんオリジナルもありましたが、アバルトフィアット695ベルリーナ・アセッタコルサなんて名前が印象に残っています。
他にもシムカや確かポルシェをベースにしたのもあったような、これは不確かな記憶です、又しかられそうですね。
現在はフィアットの傘下でムカシのままのマークが輝く、スポーツタイプを世に送り出してるブランドですね。
Posted by 健太朗 at 2016年01月11日 17:47
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