タタ・ナノ
インドのタタ・モーターズが、米フォードモーター傘下の英国自動車メーカーのジャガーとランドローバーを買収するという。
買収額は約2650億円とか、ガソリンの税を25円下げる、下げないでけんけんがくがくやっている日本に比べると、さすがに大国インドのニュースはスケールが違う。
タタといえば、10万ルピー(約28万円)の低価格車、ナノを発売するということでニュースになったが、日本人にはとんとなじみがない。
インドはスズキのクルマばっかり走っているものと思っていた。
しかしタタはインドでは指折りの財閥なのだそうだ。
そして日本からも何十億ドルかが流れているという噂もある。
さらに、このナノを日本で発売する前に株式上場を行うという。
高級車ブランドを手に入れた勢いで一気に世界に飛び出そうということらしい。
さて私はナノというクルマがリヤエンジンで、しかも低価格であると言うことに興味を持った。
昭和33年、マイカーという言葉を世に知らしめたスバル360は、あの小さなボディの後ろに、零戦のスターターエンジンとも噂される小さなエンジンを詰め込んで42万5千円で売り出された。
ドイツではあの世界大戦のまっただ中、キューベルワーゲンという軍事車両を作ったり、ルノー4CVを設計したポルシェ博士がヒットラーに頼まれて作った国民車フォルクスワーゲンはリヤにボクサーを載んでいた。そしてそのルノー4CVはフランスで、またイタリヤでもあのチンクェチェントが、爆発的に売れ、その製造会社の基盤を作ってそして歴史に残った。
それらのクルマはみんなリヤエンジンで低価格なのだ。
だが昭和43年、スバル360もキャロルも50万円近くしていたのに、FFのホンダがN360を30万円で発売、昭和54年にはスズキアルトが47万円という当時として驚異的な低価格で大ヒット、しかしその後のホンダやスズキの躍進は目を見張るものがあった。
日本の次世代産業の要になるはずだったパソコンは、アメリカのインテルとマイクロソフトが牛耳ってるというが、ハードを作っているのはほとんどが台湾、タイ、香港だ、そしてその設計もソフトの開発も頭脳はインドなのだ。
タタ・ナノというクルマはおそらく少なくともインドでは大ヒットするに違いないし世界中を走り出すかもしれない、そのタタがあのジャガーやローバーの親会社になるのだから、また少し、世界の自動車地図は大きく変わってゆくのだろう。
この超~格安車のタタ、発火事故を何回か起こしたうえ、どうやらインド国内すらタタ車に乗るのは貧乏人だとのイメージになりつつあるそうで、無理をしてでもインド-スズキ車とかに乗る人が増えているそうです。
これはネット上の受け売りで、私の目で実際見たわけではないですが。
公共交通が未発達なうえ、人口の多い中国やインドあたりで皆が車ばかりに乗り始めたら、もうガソリンが枯渇するかもしれませんね。しかも原油を精製すると、ガソリンだけじゃなくいろいろなものが同時に生産されるので、それらの使い道の問題も生じますね。
排ガスのことも考えると、本当は燃料電池車のほうがいいのだろうけど、日本でもこれらの置き換えは全くもって進んでいません。
《PS》
当方のブログページに来られる方で、時々昔の車の話とかを知りたい方がおられるので、健太朗さんのこのブログにリンクを貼っても差し支えないでしょうか?
すでにバイクの名護ホンダさんのブログリンクは当ページに貼っているので、このような感じになるのですが。
カクシカおじさん(44のおじさん)、貴重な情報ありがとうございます。
リンクの件、嬉しいお話です、どうぞご自由によろしくお願いします。
さて、私のいつもの台詞ですが、個人が自由にいつでもどこへでもクルマで行ける時代はいつまでも続かないでしょう、でも人類がココロを入れ替えて持続可能な文明を作り上げることが出来たら、そのときはすばらしい世界が、すばらしい時代がやってくるのでしょうね。
来年、2012年は地球にとって大変革の年だと言われています、地球外文献という文章には宇宙から地球が滅びないように助っ人がやってくる、という意味のことが書いてあるとか。
まぁそんなSFチックな話は別にしても、人類は原子力も含めてエネルギーのことはよくよく考えねばならないところに来ているのはたしかでしょうね。
昔放送された、今はレンタルDVDで見ることができる、アニメの宇宙戦艦ヤマトで出てくるような、宇宙空間や太陽により近い金星とかで太陽光発電し、エネルギーを空間伝送できる技術が完成すれば、地球のエネルギー問題は解決することでしょうね。50~100年のうちには私はそうなると予測しています。
松本零士さん、今現在このアニメを見ても、すでに30年前のアニメなのに未来をうまく捉えていますね。
現在の火力発電やら原子力発電は中途半端で副作用も多いが、一番身近なところでは日本は火山国家なので、地熱発電が良いのではと思います(私の主観)。
でも日本国内で地熱発電に適したところは、ほとんどが国立公園内らしく、よって技術開発はあまり進んでおらず、周囲と調和し自然を壊さない範囲で工夫すれば、可能だろうと思えるのに誠に残念です。
次に聞くのが海水の温度差を利用した発電で、これも日本は周囲が海で、深さもけっこうあるので実用性が高いけれども、日本国家も地方自治体も箱ものばかり造るのに熱心で、東日本大震災までは票になりそうにない、これら代替エネルギーの開発は熱心ではありませんでしたね。
このたびの大震災は、そういった日本国家の湯水のように使いまくっているエネルギーやら、危険度が高いのに安易な原子力発電に頼る政策(某国が原発の3箇所ぐらいでテロをすれば日本は自滅です)、食料自給率が低く安易に輸入に頼っていることなどへの天の警告でしょう。
これで今後30年ぐらいはかかるだろうけど、今の不安定な太陽電池とは違う(パネルの寿命は短いし、製造・破棄にはかなり石油エネルギーが必要)、もっと低コストでクリーンなエネルギーが開発されるのではないかと思います。
ブログリンクの件どうもありがとうございます。早速当ページに貼らせていただきます。
私の知らない大昔のミゼットとかのお話、私の生まれる前?なのか、全然知らないのでけっこう面白く読みましたよ。
カクシカおじさん(44のおじさん) ありがとうございます。
なるほどね、いろいろありますね。
私は歳をとるほどにロマンティストになっていくような気がしています。
つまり現在人類が知らない、未知のエネルギーがあるような気がして、例えば、UFOはどんなエネルギーを使っているのでしょう、あれ自体1個の生命体だという話を聞いたことがあります。
微粒子は中性子やコークを経てつまり物質はすべて波動体だと、波動にまでさかのぼると生命もエネルギーも他の物質も同じ根源を持つものだとも。
さて、こう書いてはみたものの私にもよくわかりません。
わからない話でどうもすみません。