2007年09月14日

工具の適材適所

  適材適所という言葉は人材に対して使う言葉だと思っていたら、Wikipediaによると本来建築における木材のことをさして使う言葉らしい。

  自動車屋の工具にも様々なものがある。


  ドライバーやスパナなどの単純な工具から、排気ガスやヘッドライトなどの測定機器、そして特殊工具と言われる、 つまり特定の車種や部品にのみ使える工具などもある。

  これら特殊工具は私共のように様々な車種を扱う自動車屋ではあれもこれもと取りそろえておく訳にもいかない、高価な道具を買って採算をとるのは難しい。適材適所というわけにはいかないのである。


 だからつい今ある普通の工具で何とか工夫してやってしまおうとする。

  金属片やアングル、それにパイプなどを使って、工具風のものを作ったりもする。

  バッテリーのキャップを外すために先端が円盤状になったドライバーのようなものはないかと工具屋に聞いてみたら、

 そんなもんは普通のマイナスドライバーでほどけまんがな、

  と嗤われてしまった。

 実はバッテリーのキャップは溝が半円状になっていて、普通のマイナスドライバーでは上手く緩まないし、キャップを痛めてしまうこともある。


  そこで私は古いドライバーの先に平ワッシャを溶接してみた、とこれが実に上手くほどけるのだ。

  で、しばらくして工具屋の展示車が来たときに

 これ新発売ですねん、

 と見せられたものはまさに私が作った工具と同じものであった。もっと綺麗だけど。

  整備性の悪いクルマには泣かされることがある。
 奥まったところに+頭のビスが堅く締まっていたりすると緩めるのに苦労する、使い古した+ドライバーは先がだれていたりするのでうっかりするとビスの頭を潰してしまうからだ。
  そこでショックドライバーというものが登場するのだが、奥まった場所には工具自体が入らない、しょうがないので工具屋でビットというショックドライバーの先の長いものを買って来ることになる。

  これは適材適所、最適の工具を使うことによって安全、迅速に仕事が出来るという訳なのだが、この場合このビットの代金735円は、つまりこの仕事の原価というになる。

  整備性の悪いクルマや特殊工具がやたら必要なクルマはユーザーのふところにも良くないし、自動車屋の生活にも良くないと云うことになる。

 写真は自作工具とショックドライバーである。

                                                                                                                    
9mcueqt9

posted by 健太朗 at 23:05| Comment(0) | TrackBack(0) | くるまの雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック