燃費について

 前回、ギャランの話の冒頭、燃費のお話を書きましたが、スズキも国が定める測定法によらない走行抵抗値で型式指定を受けていたとかのニュースが入りました。

 

 e燃費で実用燃費データを集計したランキング「e燃費アワード」の総合部門でこの3月、スズキアルトが24.3km/Lで優勝したばっかりです。

 そのアルトのカタログには37km/Lと書かれているのです。

 前回も書いたように、もともとカタログデータなんてものは信用できない数字なのですから、もしもスズキが測定をやり直して2kや3k少なくしたとしても、実用燃費との差は依然大きなものです。

 こんな状態で計測のやり方やわずかな数字の操作、もちろん規定外の測定だったことへ不快感や疑念がありますが、とばっちりを受けた従業員や下請けは大きな迷惑ですよね。

 

 昨日のmsnのニュースにこんなのがありました。

 アメリカのEVメーカー・テスラモータースが発売予定のモデル3に、40万台もの予約が入ったというのです、これは日産リーフが5年間かけて積み上げた販売台数だそうです。モデル3の価格は3万5000ドル、日本円で390万円、リーフの約320万円とほぼ同クラスだといいます。

 問題は満充電での航続距離で、モデル3がアメリカ基準で350㎞、リーフは日本基準で280㎞。これだけ見るとあまり変わらないようですが、日本基準の280㎞はJC08モードのつまりカタログデータ、これはお国が決めた測定方法でのデータであって、現実的には170㎞くらいということです。

 一方アメリカでは、350㎞走れると謳って走れなかったら即裁判沙汰だそうで、ですから実際にモデル3が走れる数字と思われます。

 

 実はリーフも、アメリカでは航続距離170㎞と謳っているのです。

 

 このニュースの記者はさっそく日産本社より最新鋭のリーフを借り出し、航続距離のテストをしたそうです、満充電にしてリーフのスイッチを入れた瞬間、メーター上の航続距離は「225㎞」と表示されたそうです、いきなり280㎞-55㎞、看板に偽りありですね、結局、時間の都合ですこし「計算上」と言うことになったそうですが、航続距離は、やはり「170㎞前後と思われたのであります」、ということですが、これを日産自動車広報部に問い合わせたところ「良い電気自動車をご提供できるよう、鋭意開発中です」とのコメントだったそうです。

 

 アメリカでは裁判沙汰ともいう燃費データも日本では、最新鋭のEVでさえ40%もの誤魔化しがまかり通っているのです。

 だったら日本でも170km/Lだと言えばいいじゃないですか。

 e燃費JC08モード燃費達成率ランキングでは90%以上を達成したクルマも沢山ありますが。

 

 もちろんメーカーにも非がありましょうが、国にもユーザーにももっと考えてもらわなければならないことがあるのではないでしょうか。

 私のアクアもJC08モード37km/L、実用燃費23.13km/Lで達成率62.51%です、やはり40%もごまかされています、大きな声で言いましょう、これは不満です。

 

 せっかくインターネットが身近にあるのですから、e燃費のようなサイトでは沢山の人が投稿して、実態がないはずの実用燃費が平均的な(実態のある)数字として出ているのです、この実用燃費の数字をサイト名とデータの日付を明らかにした上で、カタログデータにしたらいいのではないでしょうか。

 

コルトの後継車、ギャラン

 ミツビシが燃費をごまかしたとかで、えらい話題になってますね。

 でもね、カタログの燃費なんてもともと信用できない数字ですよね、私のアクアなんて37km/Lと途方もない数字になっていますが、普段の実燃費は22~23km/Lくらいですかね、カタログデータにはほど遠いですよ。

 eKワゴンのカタログでは29.2km/Lとなっています、実燃費がどれくらいかわかりませんが、カタログデータの半分強くらいと言うのが常識でしょう、試しに燃費ランキングで検索してみたら19.99km/Lとでました。

 

 大騒ぎするほどのことはないと思うのですがね、それよりも難しいことですが、もっと実燃費に近いデータをカタログに載せる工夫が必要じゃないかと思うのです。

 この騒ぎで大きな損失を被った三菱社員や下請けはたいへん気の毒ですよね、マスメディアも少しはお手柔らかに・・・と思います。

 さて今日の話題は初代ギャランの話です。


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 昭和44年、この時代のカタログ燃費は平坦舗装路で出た数字ですから実燃費との差はもっと大きいものでした、当時の自動車雑誌によると60km/h定地燃費24.6km/L、10モードで14.5km/Lです、でも実際には10km/Lを割っていたと思います。

 

 幼なじみの秀ちゃんがカローラスプリンターからコルトギャランに乗り換えたというので、早速乗ってみて驚きました。


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 それまで私はコルトというのは野暮でヤワで遅いイメージがありました、もっとも私はその野暮なところが気に入っていましたが。

 ギャランはコルトの後継車でありながらまったく違っていたのです、私が好きなジョルジェット・ジウジアーロの手によるダイナウェッジラインと呼ばれるデザインはシャープで垢抜けた感じが、すごくモダンに見えたのでした。

 

 この年、名神高速道路と東名高速道路がつながって、自動車は高速時代に入りました、デザインでも510ブルーバードを皮切りに三角窓がなくなって、よりシャープになっていく時代でしたので、ギャランのデザインも今見るとこの時代を象徴するかたちだと思います。

 サスペンションもコルトのふわふわした、これぞクッションというイメージからマクファーソンストラットのちょっと堅めのスポーティな乗り味で、私にはひとつ時代が変わったと言うような想いが残っています。

 

 さらにエンジンもこれまでとまったく違ってふけ上がりがシャープで、力強い印象でした、4G3系のエンジンはサターンの愛称で呼ばれ、今のランサーエボリューションなど高性能エンジンのルーツとなったエンジンですのでこのギャランはミツビシの革命的な車だったに違いありません。

 

 しかも秀ちゃんのギャランは45年式のピラーレスハードトップだったので尚更印象に残っています、この時代まだ珍しかった角形ヘッドライトもそうですが、三角窓のない2ドアハードトップは日本初のピラーレスハードトップであるRT50コロナハードトップよりかっこよく見えたのでした。