2016年01月27日

私が好きなマークⅡ

 初代コロナマークⅡは当時のコロナRT40のデザインを踏襲しながら輸出向きに一回り大きくなったクルマだと言うことは、コロナマークⅡのページで書きましたが、このころ、日産にもブルーバードを大きくした初代ローレルにも人気があって、2車がBC戦争第2ラウンドともいえるようなデッドヒートを演じていました。

 そして2代目は初代後期型のイーグルマスクを継承して、ローレルよりスカイラインGTをライバル視したМ型6気筒エンジンを積んで、よりスポーティーな演出をしましたが、スカGほどの押しの強い存在にはなりませんでした。

 そこで3代目は昭和51年、独自の個性的路線を行くべく、アメリカン・クラシック調デザインとなって、グランデという上級グレードが大ヒットとなりました。


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 もうこの型からはコロナの上級車種というサイズではなくクラウンよりちょっと小ぶりという大きさになって、特に2ドアハードトップは私が大好きなクラシック・コルベットのようなコークボトルラインが魅力的で、より大きく見えるクルマになりました。


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 搭載エンジンは2600cc直列6気筒、2000cc直列6気筒、の他に2000/1800cc 直列4気筒、ディーゼル2200cc 直列4気筒とトヨタならではのフルラインナップでした、しかしなんといってもグランデ2000が人気でした。


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 このエンジンは2代目クラウンで昭和37年にデビューしたM型SOHCクロスフローで当時90馬力だったのがここでは125馬力にもなって、M型シングルカムとしてはすでに成熟した印象ですが、キャブレターからEFIという今では当たり前の燃料噴射装置に換わり、さらに使いやすくなりました。


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 ところで、この車の名は「トヨペット・コロナマークⅡ」ですが、昭和53年トヨタは長年のブランド名である「トヨペット」を捨てて、「トヨタ」に統一しました、そして5代目昭和59年には「コロナ」も捨てて「トヨタ・マークⅡ」になりました。

 先頃復活した「ダットサン」のように「トヨペット」も復活するといいですね。

 

 私の自動車屋でもたいそう売れまして、特に呉服関係の社長さんなどには人気があって、茶色の風呂敷に包んだ反物を一反だけ積んで走っているような光景をよく見かけました、景気の良い時代だったのですね。


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 乗り味は「静かで、安楽で、退屈な」トヨタ80点主義の始まりを思わすようなクルマだというような印象ですが、これが当時の国産車の中にあってはピカイチの乗り心地だったのです、オートマチックやディスクブレーキ、それにパワーステアリングやラジアルタイヤなどの今では珍しくない装置やメカニズムが世に出て、商品として安定してきた時代でしたので、もう日本のクルマは完成してこれ以上はないだろう、などと思ったものです。


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 でもでもそんなことはなく、あれから40年もたって今でもクルマは日進月歩で発展・発達しているのですから、せいぜい長生きして今から40年後のクルマに乗ってみたい、などと思うのは歳をとった証拠なのでしょうか。


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posted by 健太朗 at 13:57| Comment(0) | TrackBack(0) | トヨタの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月11日

蜃気楼・ミラージュ

 昭和47年、初代シビックが発売されて和製ミニだと、人気を博しましたがハッチバックが流行ったのは50年代になってからのことで、シャレードを皮切りに、ファミリア、ターセル、スターレット、パルサーなどが矢継ぎ早に登場します。

 

 そしてミツビシがこの市場に参入したのが昭和52年、蜃気楼という名のミラージュでした。

 ミラージュが発売されたのは53年2月カープラザが発足して、エテルナシグマ、ラムダも追って発売されました。


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       (52年第22回東京モーターショーに出品されたミラージュ)

 

 私の自動車屋では特にミツビシとの販売店契約はありませんでしたが近くのディーラーからミラージュの技術講習会のお誘いがありましたので、私が店を代表して参加しました。

 この講習で印象に残っているのは、エンジンがホンダと同じ左向きに載っていること、通常エンジンというのはクランクプーリー側から見て右回転つまり時計と同じ回転をしているものなのですが、エンジンを左向きに載せると前進する車輪と逆回転になるわけです、で、ホンダの場合はエンジンを逆回転させて車輪と同回転にしているのですが、ミラージュの場合はそのまま常識的な回転方向にしているのです、ですからトランスミッションではひとつギヤを噛ませて回転方向を変えてやる必要があるわけです。

 ところがこのギヤのバックラッシュのせいで少なからず異音が発生することがあるというのです、だからミッションオイルのメンテナンスを怠らないように、と言うお話でした。

 

 この当時はミッションオイルの点検は12ヶ月ごとに行うのが当たり前でしたから、特になんとも思いませんでしたけどね。


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 さらにこのトランスミッションにはスーパーシフトと呼ばれる副変速機がついていました、これは4速のギヤにハイ・ローの切り替えが出来ると言うものです、ですから4速×2段で8速MTとなるわけです、これと同じものがスバル450についていたのを思い出します、スバル360の車体に450ccのエンジンを載せて3速×2段で活発に走らそうとするのですから、それは使い方によっては有効なものでしたが、ミラージュの場合は1200cc82馬力ですから、プラス・ハイトップの5速MT、またはフルロードで交差点グランプリをするときの発進加速用の1速ローギヤの役割くらいのものだったと記憶しています。


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 ミラージュのデザインはイタリヤのデザイナー、アルド・セッサーノによるもので直線基調の、当時ヨーロッパ車によく見られたスタイルは人気でランサーより遙かに多く生産されました。

 ただし最初は3ドアハッチバックだけだったのですが、5ドアハッチバックや4ドアセダンも追加されました、惜しいのは最後までATが搭載されなかったので初期の前輪駆動の乗りにくさは少し残っていました。 

 でも走りはピカイチで、82馬力のエンジンで800kgのボディですから軽快でした、特にターボチャージャーがついた105馬力のGTは5ドアでしたが楽しいクルマでした。
 

 4ドアセダンは後にランサーフィオーレという、ランサーのFF版として登場して小さなセダンを求める顧客向けに人気がありました。

 

 今ではミラージュのような4mに満たない4ドアセダンが日本にないのは残念ですね。

posted by 健太朗 at 14:25| Comment(2) | TrackBack(0) | ミツビシの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月01日

新年のご挨拶

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 明けましておめでとうございます。


 いつも勝手気ままなブログにお付き合いいただいてありがとうございます。

  昨年はおかげさまで、アクアに乗り換えたり、孫ができたり、妹娘が結婚したり、そして何より健康で一年を過ごすことができ、無限なる感謝の一年になりました。

 今年もまた勝手気ままに、ぼちぼち書いていきますのでたまにお付き合いいただければ、うれしいと思います、その折にはひとことコメントをいただければ励みになります。

   今年も笑って暮らせる一年になりますように、よろしくお願いします。

                         健太朗                                   

posted by 健太朗 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 自動車屋のかどで立ち話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする