アクアこの1年

  ラウムからアクアに乗り換えて、早いものでもうすぐ1年になります。

 

 ネッツトヨタから「早めに」と言ってきたので早々に12か月点検をしてもらいました。

 実は私の自家用車として12か月点検はおろか、自動車整備を他人にしてもらうのは初めてなのです、自動車屋の頃はもちろん、現役を引退してからも整備は自分でしてきました、しかし一昨年、病気をしてからは大げさに言えば人生観が変わったようです、というより観念した、というほうが正しいのでしょうか、このblogの初期にblogタイトルの「自動車屋のかどで立ち話」を表題にして、ちょっとくたびれてはいるがまだ若い奴らには負けないよ、てなことを書いていますが恥ずかしい話、退職してからまだ10年もたたないのに「もう現役の時のようには出来ません」と、観念してしまいました。 

 

 ディーラーに出向いて受付のあと珈琲などをいただいて、新型プリウスの試乗して、それからちょっと散歩に出かけます、1時間もして帰ってきて、おかえりなさいの挨拶をいただくともう出来上がっています、私が整備工だった頃は12ヶ月点検と言えば半日はいただいたものです。

 でもまったくお客様になってディーラーに出向くのは気持ちよくさせてくれるものだと思いました。

 もちろんちゃんとお金は払わなければなりませんけどね。

 

 お金といえば、新車の時にメンテナンスパックというものをつけています、これは3年間の定期点検と車検整備を含んだパック・サービスでエンジンオイル交換やワイパーゴムなどの消耗品の交換、それにハイブリッドシステムの点検などを含めたプレミアムコースで、費用78,500円也を前払いで払っています。

 たぶん数万円のお得になると思いますが、自動車とは所有しているだけで高くつくものだとあらためて感じています。

 

 さて、愛車アクア、1年間でなんと6千キロにも満たない走行距離で今までの最少記録です、通勤にも使わず、最近買った電動アシスト自転車のおかげで近くの買い物などにもほとんどアクアを使いませんので、たまに乗ったらもう遠距離走行ですから、ハイブリッドシステムの意味がありませんよね。

 この1年間の平均燃費は22.5km/L、最高は29.4km/Lで5月の高速が80%くらいの富士山旅行、最低は9月チョイ乗りばかりの時で15.9km/Lです、高速道路をぶっ飛ばすよりも空いた一般公道を5~60km/h程度で走行するほうが電気モーターをよく使うので良いようです、また冬、ヒーターを使うほうが夏のクーラーを頻繁に使うときより燃費は悪いようです、クーラーは電動ですがヒーターはエンジンで温めますから冬はエンジンが頻繁にかかっています、ですからこういう結果になるのだと思います。

 

 もちろん故障はまったくありませんが、思いのほか高速での直進性がよくなくて、高速道路の段差などで進路が乱されます、それと横風に弱いのが気になりますので、ホイールアライメントをチェックしてもらって、イン1だったのでイン4に調整してもらいました、標準は0+-5だそうです。

 また来月あたり、ドライブ旅行に出かけたいと思っていますので結果が楽しみです。

 

 それにしても、信号待ちの停車中にエンジンがうなるのはやっぱり気になります、アクアはエコカーの看板を背負っていますからこれはマイナスです、シフトをニュートラルにすると少し回転が下がるのですが、メカニック氏に聞くとニュートラルでは充電しないそうです、だったらエンジン止めたら?、なんて思います。

 逆にモーターだけで走行っているときには静かなので歩行者に気づいてもらえないこともよくあります、車外では警告音が鳴っているのですが、音が小さいのと自動車が近づいていることを表すような音質ではないようです、クラクション以外にもう一つ、例えば第二のクラクションみたいなものがあってもいいのではないでしょうか。

 

 ともあれ、むかしカローラいまアクア、というくらいたくさん走っているクルマですが、走る、止まる、曲がるに不満はありません、でも一言でいうと「退屈なクルマ」良くも悪くも80点主義、実用に徹した設計だと思いますが、それならラウムのほうが実用的ですので、アクアにはもう少し魅力する何かがほしいと思います。

カローラ・レビン 86じゃなく27

  トヨタ86がよく売れて、ずいぶん久しぶりにクーペタイプのスポーツカーの話題が聞かれます、オープン2シーターはマツダ・ロードスター、セダンタイプならスバルWRXで、3車そろい踏みと言うところでしょうか、スポーツカーのいいものがでると私のようなクルマ大好き老年にも、又それらのスポ-ツカーを買えなくても、なんだか楽しみな気分になれますね。

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 86はカローラ・レビン、スプリンター・トレノが最後のFRとして活躍したAE86と言う型式に因んでいるそうですが、私にはもっとムカシのTE27のほうがライトウエイト・スポーツ・クーペとしてはピンときます。

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 カローラとスプリンターは兄弟車といいますが、初代カローラは昭和41年に2ドアセダンでデビューし後に4ドアが追加されていますが、スプリンターは昭和43年、カローラのファーストバック・クーペ、カローラ・スプリンターとしてデビューします。

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 ところが昭和45年、2代目になるとカローラ・スプリンターはノッチバック・クーペになりカローラから独立して単にスプリンターと呼ばれ、KE25型となります。

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 つまりカローラはセダン、スプリンターはクーペ、と棲み分けをするのかと思いきや、奇妙なことにカローラにも2/4ドアセダンに加えてカローラクーペとして同じKE25型が発売されました。

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 そして昭和47年、カローラクーペ/スプリンターにセリカの2T-G型DOHC1600cc115馬力エンジンを載せたクルマがTE27型カローラ・レビン/スプリンター・トレノになるのです、ちなみにLEVINは英語で「雷光」、TRUENOはスペイン語で「雷鳴」と言う意味だそうです。

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 こう書いてくると印象が悪いのですが、これが「兄弟車」の事初めでグリルなどの意匠が少し変わるくらいで全く同じクルマ、以降この手法が一般的になって、今ではひとつの台車を全く違う複数の車種が共用するという、自動車の白物家電化の時代になってきました。

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 AE86は先進のハッチバックですが、ノッチバックのTE27のほうがクーペとしてのデザインは自然な感じがします、当時、角張ったサニーなどに対して丸みデザインがなかなかいいと評判のKE20系カローラから派生したクーペですからセダンやライトバンを見慣れた目にはかっこいいとは映りっませんが、手軽なスポーツクーペとして、魅力をいっぱい持っていました。

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 乗り味は一言でいうと軽くて重いカローラ、てところですかね、2T-Gが載っていたセリカより185kgも軽いのですが、TE25カローラクーペよりも25kg重く、KE20セダンよりなんと105kgも重いのですからエンジン性能に対して車体は軽いので走りはいいのですがエンジンの重量が重くフロントヘビーなのです、ですから単に軽快とはいえず、カーブではアンダーステアの傾向が強かったことが印象に残っています。

 

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 しかしモータースポーツでは人気があって、なにしろ団塊の世代が20代半ばですから路上サーキットのみならず、鈴鹿や富士のサーキット、国際的にはラリー世界選手権でも活躍しました。

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 私の自動車屋でもトレノを販売しましたが、違法改造をお断りすると客足は遠のいてしまいました。

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 この頃の違法改造は主に「ガッタン」後に「シャコタン」とか言ったサスペンションの改造で車高を極端に低くするものですが私は改造車があまり好きでなく、違法性のない改造も滅多にしない偏屈者で、そういうお客様には嫌われたものです。

 

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つり目のスカイライン・スポーツ

 次期スカイライン・クーペだと言われている、インフィニティ Q60 コンセプトのスクープ写真を見ました、久しぶりにちょっと美しいなあと思いました。

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 スカイライン・クーペと言えば初代スカイラインの頃、スカイライン・スポーツというそれは美しいクーペがありました。

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 昭和37年から38年に60台だけ生産されたプリンス時代の傑作です。

 プロトタイプは昭和35年、イタリアのトリノショーに出品されたジョバンニ・ミケロッティのデザインによるブルーのクーペと白のコンバーチブルです。

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 「チャイニーズ・アイ」と呼ばれたつり目の4灯ヘッドライトが特徴で国産車初のイタリアンデザインは同時期のミケロッティが手がけたトライアンフ・ヴィテスとよく似ています、又、最新型のスカイラインV37型のフロントマスクはよく似たイメージのデザインですね。

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 このプロトタイプのルームミラーには、この年のローマオリンピックを記念した5輪マークが刻印されているそうです。

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 生産型のスカイライン・スポーツは初代スカイラインや2代目グロリアのエンジンとシャシを使っています、1900ccの直列4気筒は94馬力のエンジンと梯子形シャシに前ダブルウィッシュボーン後ドデオンアクスルです。

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 私はこのスカイライン・スポーツに乗った経験はありませんが、このエンジンとシャシから、ふんわりとした、しかし充分にスポーティなあの時代のプリンスの乗り心地が想像出来ますが、恐らく私が想像するよりもう少し堅めのチューニングだと思います。

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 あの重いハンドルとドシッと沈むシ-ト、プリンス特有のコラムシフト・パターンなど、思い出して想像すると今でも乗ってみたいクルマのひとつですね。

 市販された当時の価格はクーペが185万円、コンバーチブルが195万円といいますから、とびきりの高級車です、大卒者初任給がまだ1万数千円の時代ですから今なら2千万近いお値段ですね。

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 町の自動車屋の私には乗れるはずもないクルマです。