2014年08月17日

コロナライン

  私のわずかなコレクションから珍しいカタログが見つかりました。

 コロナラインはコロナの商業車シリーズです、昭和38年のカタログです。
このころ、クラウンにも商業車シリーズがありましたが、マスターラインといいました、それにはクラウンの誕生秘話があるのですが、それはまた別のページで・・・。

 1963年のコロナはRT20です、このコロナラインはPT26、PはP型エンジンを、6は商業車シリーズを現しています。

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 2代目コロナの美しいデザインそのままのライトバンです。

       

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 ムカシの商業車のデザインはフロントはもちろん、リヤのデザインも乗用車と同じです。

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 テールゲートは電動又は手動でガラスの部分を下に下ろしてから開きます。

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 真っ赤内装、今では珍しいですが乗用車のほうは、ボディ色の合わせた内装色になってました。

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 ドラム式スピードメーター、走行するとグリーンの針が伸びてきて50-60km/hで赤に変わります。 

 これはベンチレーション、カークーラーが普及してなかったこの時代、たっぷり外気を導入出来るようにおおきなベンチレーションが装備されていました。

 

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 ベンチレータの右上の平べったく見えるボタンはウインドウォッシャーのスイッチです、ダッシュボードの下に手を入れて操作します。

 ちなみに灰皿はダッシュボードの上面にありますが、小さくて役に立ちません。

 

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ベンチシートの2ドア、背もたれだけが前に倒れるようになっています、まだリクラインはしません。

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 時計はアナログ機械式、AMラジオはトランジスタラジオ、6局プッシュボタン式、その下にある押釦はピアノ式で下へ押すと戻ってOFFになります、右からヘッドライト、パーキングランプ、フォグランプ、ルームランプ、ライターを挟んでワイパーハイ・ロー、そしてヒーターハイ・ロー、となっています。

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 ワイパーは左右のブレードが重なって停止しています、このまま左右同時に作動すると途中で干渉してしまいます、ので、まず右のアームが作動してウインドーの右端まで行くと、次に左のアームが作動して左端まで行きます、そこで右のアームが下の停止位置まで戻ります。これを繰り返して左右交互に作動します、スイッチをOFFにするとまず左のアームが停止位置で停止してから右のアームが戻ってきます。
 この動作を一つのモーターでやっていて、システムは全て機械式ですから複雑です、古くなってガタがくると難しい調整を繰り返した覚えがあります。

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 トヨタで最初のOHVエンジン、2P型1200cc55馬力、トルクは8.8/kgですが2800回転という低速で発揮しますから使いやすいエンジンでした、P型は1000ccに始まって最後は1500ccまで大きくなって、最後はフォークリフトに使われていました。
 またこのころのトヨタ車は整備のやりやすさで定評がありました。

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 ユニ・フレームという立派な梯子型フレームを使っています、このようなフレームはモノコックに比べ、衝撃に強く制作が用意でボディデザインも自由ですが、車体が重く重心が高めになり、ねじれ剛性に欠点があります。
 この時代の乗用車では標準的な構造です。

 そのシャシにマウントされたフロントサスペンションはダブルウイッシュボンにトーションバースプリングが採用されています、これによってばね下荷重が軽くなって、乗り心地に貢献しています。

 

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ブレーキは前後ともドラムで、前ツーリーディング、後はディオサーボです、これはシューがドラムの回転によって食い込むようにして強い制動力が得られる形式で前進/後進共にサーボ効果があります、しかし温度や湿度によって所謂かっくんブレーキになりやすいので、現在ではこの形式は使われていないそうです。

 ムカシからコロナのかっくんブレーキは有名ですよね。

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 上の3枚はピックアップとダブルピックです。

 まったくコロナセダンと同じデザインでこの時代の象徴のようなテールフインまであって、すごくかっこいい、と思いませんか。

 

 

posted by 健太朗 at 14:16| Comment(0) | TrackBack(0) | カタログコレクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする