2012年12月12日

なぜか気になるN-ONE

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 N-ONEの受注がすでに25千台を超えたという。
 フロントグリルを似たようなデザインにしたからといって、あのN360をモチーフにしたとは片腹痛い、そもそもN-ONEという名前だが、MINIを真似たN360、そのN360の復活とばかりに今度はMINI-ONEの名前を真似てN-ONEだって。

 まったくひとを馬鹿にしている、と思いながらなぜか気になるホンダの新型車である。

 軽自動車の"今"はトールワゴン一辺倒、ワゴンRやムーブ、N-BOXなどの箱に飽き飽きしてるところにちょっと新鮮な風、というところか。それでもけっこう背が高いという。

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 私のような団塊の世代にN360は青春の想い出というひとも少なくない、初めて乗ったクルマがN360だったという人も多い。
 そういう私にとって、そんなクルマはスバル360なんだけど、メカニックとしてまったく新米のころ、いやというほどN360にはお付き合い願った。

 自動車メーカーとして最後発のメーカーが創るクルマ故の整備性のいまいちなことや、サービス体制のまだ整わない時期のドタバタ劇を経験して、あまりいい想い出はないのだが、今にして思えばすごい歴史的な、偉大なクルマに出会っていたことがよくわかる。
 オートバイのエンジンを無理矢理四輪車に乗せて無理矢理走らせてしまおう、操縦安定性もなにもあったもんじゃない、うるさくてもすっ飛ばせればいいという、まったくメーカーの身勝手を絵に描いたような商品だが、、これが大ヒット、発売からわずか2年足らずで25万台、総生産台数は65万台に達し、その後の軽自動車に与えた影響たるやものすごいものがある。
 高馬力、高回転、高車高、広車内、そして低価格、他の軽乗用車のすべてがN360に影響を受けざるを得ない状況になってしまっていたものだ。

 だから2011年の東京モーターショーに展示されたNコンセプトの画像を初めて見たとき、まったくひとを馬鹿にしている、と思うと同時に、これはヒットする、とも思った次第である。
 しかしN360のオートバイのエンジンやドッグミッション、それに当時まだ珍しかった前輪駆動など画期的なメカを持ったクルマだったのに対して、ライフとの違いがもう一つ見えてこないN-ONEが、それでも魅力的に見えるのか、N360が偉大なクルマだからN-ONEが気になるのか、機会を見つけて一度試乗してみたいものだ。

posted by 健太朗 at 22:49| Comment(7) | TrackBack(0) | ホンダの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする