2012年11月19日

スカイライン何代目?

 私は、初代とか二代目とかの表現がよほど好きだと見えて、自分の文章を読み返していると恥ずかしくなるくらいにそんな表現が多い。
 そして今回もそのような話題から始めることにする。スカイラインの話だ。
 初代スカイラインというのは昭和32年プリンス自動車の前身、富士精密工業のプリンス・スカイラインだ、1500㏄60馬力、テールフインのアメリカンなデザインの車体は4290/1675/1535というからわがラウムと同じくらいの大きさだ。
 実はそれ以前のプリンスセダンからのモデルチェンジだといえなくもないが、リヤサスペンションにドディオンアクスルを備えた当時の日本車としてはもっとも先進的なクルマで、その後1900㏄のエンジンを載せた3ナンバーのプリンスグロリアを皇太子殿下(現・今上天皇陛下)に納めたという初代グロリアはこのスカイラインと同じボディのものだ。
 非常に重い車体と、非常に重くなかなか曲がらないハンドルと、えらく吹け上がりの良いエンジン、こんな印象が私の記憶の中にある。

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 そして二代目スカイラインがシッカヤハンのスカイラインGTで紹介した初代スカイラインGT「羊の皮を被った狼」だ。

   ここでは三代目に話を進めたい。CMではたしか「愛のスカイライン」だったが、いつの間にか「ハコスカ」とあだ名されるようになった、ハコの意味は未だにわからない。

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 ボディサイドにサーフィンラインと呼ばれるブレスラインが入っているが、初代スカイライン・スタンダードのメッキサイドモールのデザインを踏襲していて、これがスカイラインの伝統ともいえるが、五代目C210スカイラインジャパンまでで、六代目ではなくなってしまったのは残念だ。

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 さて三代目スカイラインにはこれまた初代GT-Rが現れた。

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 当時スカイラインはまだ旧プリンスの設計陣が担当していたそうで、日産によって大幅にデチューン?されたL20・6気筒エンジンで何とかGT-Aになるはずのモデルを完成させたが(安上げのSUツインでGT-Xなるものもあった)、GT-BにはR380というあのポルシェ906に勝つために生まれたプロトタイプレーシングカーのエンジンをこれまた大幅に(良い意味での)デチューンして載せた、ところがはたまた日産の意向でGT-BではなくR380のRをつけてGT-Rになってしまったと言うことだそうだ。
 これが現在のニッサンGT-Rにつながるのだが、数えると六代目になるのだが、車名からスカイラインが消えたので六代目とは言わないそうだ。

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  さて初代GT-Rのエンジン、私の記憶に中の印象は、非常に気むずかしいエンジンだった。このような高速回転を目的にしているエンジンを町中で走らせる、または車検時に排ガス検査を通す、などというのは実は難しいことで、とくにキャブレター調整の難しさには町の自動車屋のスキルでは泣かされることが多かった、ぐっと絞った空燃比では排ガス検査には通っても本来の調子が出ない、車検終了後に元に戻すことになるのだが、ここでくずれたバランス調整がなかなか骨が折れるというわけである。

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 このキャブレターは、初代GT-Bに使っていたウエーバーと同じタイプの三国・ソレックスサイドドラフト・ツインチョークを3連で使っている、つまり6気筒の各シリンダに一つずつキャブレターが付いているのと同じ事で、ここんとこで6つのバランスが悪かったり濃いめのセッティングをするとB7ESという冷え型のプラグが簡単にくすぶってしまったり、逆にかすれて息尽きをしたりと腕の悪いメカニックをいじめてくるのである。
 私の印象では初代GT-Bのウエーバーのほうがずっとやりやすかったように思う。
 もちろんそれはGT-Rの方が格段に高性能になっていたと言うことなのだろうが、言い換えれば極限まで性能を引き出したエンジンにキャブレターが追いついていなかったともいえるのではないかと思う。
 もしもこのエンジンに今の技術でコンピュータ制御のインジェクションとイグニッションを与えたなら、エンジン自体が今より荒っぽい分非常に楽しい走りが出来るのではないかと夢想するのである。


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                                  GR-R NISMO GT3 2013

posted by 健太朗 at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | プリンスの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする