2010年04月26日

自動車重量税が安くなった??

 自動車に関するニュースはいろいろなメディアから毎日チェックしているつもりではあるが、やはり現場を離れるとついつい見逃してしまうこともある。

 自動車重量税のニュースがそうだ。

 民主党のマニフェストでは重量税、自動車取得税、ガソリン税などの暫定税率が撤廃されることになっていたが、いつの間にかそれは見送られることになったらしい、しかし重量税だけはこの4月からすこし安くなっている。

  新しい税率は、自家用乗用車の場合、車両重量0.5tにつき年間5000円、これまでの暫定税率では6350円だったので21%軽減されたことになる、例えば、重量が1tから1.5tの小型乗用車の場合、車検の時に2年分で3万円支払うことになる。いままでは3万7800円だったので、7800円安くなった。


 しかし本来、重量税は0.5tにつき年間2500円なのだ、本則税率という。つまり後の2500円は公約違反の暫定税率だ、まだ2倍の負担を強いられているということになる。

 自動車のオーナーはこのような、政治とカネの問題?、にも充分気をつけて貴重な一票を投じなければならない。


 ちなみに、軽自動車は年間4400円から3800円となった。

 
 そしてハイブリッド車やクリーンディーゼル車などの「次世代車」と言われるクルマの場合は暫定税率が撤廃されたかたちとなって、例えばプリウスの場合、2年分の税額は1万5000円となる。

 どこかで「エコ」という言葉が空耳のように聞こえくる。

 ついでにエコカー減税の話。
 エコカー減税で重量1.5t以下の自家用乗用車の重量税(3年分)は「75%減税」のエコカーだと1万4175円だったのが1万1200円となるが、その差は2975円とほんのちょっぴりだ。
 公約違反を誤魔化されているようでなんだか「いらいら」しませんか。

 もう一言。
 重量税はもともと、道路特定財源として創設された税なのだ、それが2009年度から一般財源となっている。

 それならと民主党の公約である暫定税率撤廃に期待したのだが・・・。



posted by 健太朗 at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | くるまの雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月12日

パリジェンヌ・ソレックス

 ソレックスは20世紀初めからキャブレターとモペットを作っているフランスのメーカーだ。
 キャブレターのソレックスで私たちになじみ深いのはなんと言っても初代スカイラインGTに採用されたツインチョークトリプルキャブ、そしてモペットでは映画「個人教授」でナタリードロンに恋心を抱くルノーベルレーの、その学友が乗っているのがソレックスだ。ちなみにNドロンとRベルレーが二人乗りでパリの町を走るのはリトルホンダだ。


                     P1


 そのソレックスがダイハツで輸入販売されたのは昭和48年頃だったと記憶している、ちょうどその頃は石油ショックも手伝ってダイハツも業績不振だったらしく、ダイハツデーラーに勤める友人から頼まれて、このダイハツソレックスを格安で手に入れたものだ、これは1905年からフランスで作られているヴェロソレックスの最終型となった、つまり1988年にはフランス本国での製造は中止になって、現在ではハンガリーでごく少量、生産が続けられているそうだ。

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 私が手に入れたのは白い車体だったが、実用には役に立たなかったので写真も何もないが、たった4ページのパンフレットが残っているのでここに紹介する。

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 坂道・向かい風も確かにへっちゃらだ、しかしそれは自転車としての話、日本でこれはナンバーを付けたれっきとした原動機付き自転車なのだ、原付としてはへっちゃらとは云えない。

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 速すぎない、遅い、最高速度を20Km/hにおさえて、その代わりスピードメーターも方向指示器も付いていない、法律との取引のようなものだ。

 そしてソレックスは確かに経済的です、1リッターあまりの燃料タンクで100Km以上走る、だが混合油を使わなければならない、ガソリンスタンドでベテランのサービスマンに、「混合油1リッター」というとじゃまくさいと言われ、若いサービスマンにそう言うとハイオクを混ぜてくれる。
 そこでこのバイクには初めから50ccほどの薬瓶のようなボトルが付いてくる、つまりレギュラーガソリン1リッター入れたらこの薬瓶のエンジンオイルをタンクに入れて車体ごと揺さぶれ、と言うわけだ。

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 商店街・裏通りもスイスイと走るが、エンジン音がうるさくて人々の注目を浴びる、その上自転車にも追い越される。

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 確かに自転車のようだが、組み立て式フレームと前輪に載せたエンジンは結構重い、このエンジンは49cc、0,7馬力、遠心クラッチを介して駆動ローラーを前輪タイヤに接触させて走るのだ。
 アクセルは二段階、但しハイでもローでもほとんど変わらない、スロットルバルブというものはなく、ちょっとガスを濃くするだけだ、だがチョークもしっかり付いている。
始動はデコンプを抜いてかける昔のディーゼル方式、ちょっと押しただけでかかるが、ペダルで踏み出すのはちと重い。

 そんなこんなで実用的ではないが私も家内もお気に入りで、休日には取り合いをして散歩に出かけた。
 
ヘルメットが必要になってからはほとんど置きっぱなしになったが、平成の初め頃まで我が家のガレージの装飾品になっていた。


 私は以前、プジョーの自転車に乗ったことがあるが、これも細部が粗雑で、ブレーキや主要なボルトナットなどを国産のものに換える必要があった。しかしソレックスは15年ほどの間に故障はたった1回、鉄製の燃料パイプが錆びて詰まったことがあった事くらいだし、外観にはほとんど錆びもなかったが、よく見るとプレス加工の車体の裏側はしっかり錆びていたしブレーキや例の駆動ローラーもすり減っていたと思う。

 平成2年くらいだったと思うが、自動車屋の管理ユーザーでもある、知り合いと雑談の折、ソレックスの話をしたところ、ぜひにと請われてとんとんと話が決まり割合高値の結納で嫁に行った。
 彼は素人ながらソレックスの車体とエンジンの一部を分解し、塗装をやり直し、粗悪なねじ類を国産に換え、新車同様にレストアした、そして今は彼のガレージの装飾品となっている。

posted by 健太朗 at 23:00| Comment(10) | TrackBack(0) | バイクの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする