黄色いソリオバンディッド その2

 ソリオバンディッドに乗って約1ヶ月、新米ソリオ乗りが気になるのは、まずハイブリッドのことです。

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 なにしろ本格ハイブリッドのアクアから、ちょっと前までエネチャージと呼ばれていた簡易的なマイルドハイブリッドに乗り換えたのですから、一歩時代を下るようなので、どんな具合か気になります。

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 まずはエンジンを掛けるところから・・・、

 当然ですがムカシのようにキーをひねるのではなくスタートボタンを押すだけですが、キュルキュルっというセルモーターの音がしてエンジンがスタートします、なんだか懐かしい気持ちです。

 このエンジンはアクアのように暖機運転がすんだら停まってしまうのではなく、そのままエンジンで発車します。

 アイドリングストップが有効になるのは、信号待ちなどで停車してそのままブレーキを踏んでいるときだけです、この時クーラーも止まりますが内臓している保冷剤によってほんのしばらくは冷たい風が出ます、でも最近の暑さではほとんど役に立たず数秒でエンジンがかかりますから却ってクーラーに負担を掛けてしまいそうです。

 でもこの時はキュルキュル云わずモーターがセルの代わりをしてくれますので快適です。

 発進や加速時はモーターが過給器のようにエンジンを助けますが、もちろん過給器のような力はありません、エンジンにすこし楽をしてもらうのです、ここがハイブリッドのハイブリッドたる所以なのでしょう。

 またハイブリッド用のバッテリーは小さいもので数秒の加速でなくなってしまいます、それにこのバッテリーの充電は減速時だけに限られますので街中では満充電になることはまずありません。

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 車載のエネルギーフローインジケーターという画面の、バッテリー容量を見ていると5分の2を示していることが多く、前方の信号が赤になるのを早く見つけて早めにアクセルオフにしてやるとバッテリーメーターはひとつ増えて5分の3になりますが、早すぎると減速力が強すぎるので困ります、これはISGつまりハイブリッド用モーターで発電することで強い減速力が生じるのかと思ったら、それだけではなく回転計の針がすこし上がりますからCVTで減速して発電機の回転を上げているいるようです。

 減速して25km/h~20km/hで発電が止まります(強減速がなくなり)ますから一瞬加速するような感覚になってハッとすることがあります。

 結果、バッテリーは小さく充電量は少ないので、その名の通りマイルド(簡易)ハイブリッドなのです。

 ですから燃費はあまり期待できません、今のところ平均15km/L前後というところです。

 今のところ、マイルドハイブリッドの魅力はエンジンだけの車よりほんの少し燃費が良いこと以外に見つかっておりません。

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 ちなみにIGSですが、インテグレーテッドスタータージェネレーターの略でモーターと発電機の二役を担うもので、エンジンの通常オルタネーターがある場所に取り付けられ、ベルト駆動で作動します、3.1馬力と小さなものですがアイドリングストップで停止したエンジンを再始働するだけの力とエンジンが3900回転以下でエンジンをアシストする能力があるとされています。

 発電機とセルモーターの二役を担うことで思い出すのは、昭和40年代前半の2代目フロンテなどに採用されていた、セルダイナモです、空冷3気筒エンジンのクランクシャフト直結の比較的大径のモーターでほとんど音が聞こえずエンジンがかかります、そしてそれはそのまま発電器に換わります。

 実はアクアやプリウスの駆動用モーターのご先祖のような成り立ちをしているのです、特許の関係でしょうか、スズキがこの方式を採用しなかったのはちょっと残念に思います。