シティというクルマ 2代目

 昭和61年、シティはモデルチェンジします。

 これがもうビックリ。

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 あのトールボーイがぺったんこになりました。全高は1470mmから135mmも低くなって1335mm、なにしろ四隅にタイヤを追いやったデザインですからよりワイド・アンド・ローに見え、私などは「かっこいい」などと思いましたが、初代のイメージが強かったためか没個性のレッテルが貼られていまいました。

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 これほど初代と2代のコンセプトががらりと変わったクルマは他にないのではないでしょうか。

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 その代わりハンドリング性能は抜群に良くなってロールが少なく、ちょっとしたスポーツカーのようで、ちょうどその頃乗る機会が多かった2代目プレリュードとよく似た感覚だと思いました。

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 エンジンは先代のCVCCに換わってシングルカムシャフト16バルブ、しかも燃焼室の真ん中にプラグを差し込むという新技術によって、ツインカム並みの潜在能力を持つ1200ccの新エンジンに電子制御キャブレターを採用して76馬力と20km/Lを実現しています。

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 サスペンションも普通の、そして堅めのマクファーソンストラットとトーションビームに換わりました。

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 そして前述のように背が低く前面投影面積が小さいので空気抵抗も小さく、CD値は0.35とシティという名の町乗用ファミリーカーとは思えない性能を誇っていました。

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 しかしこのモデルチェンジが「節操がない」とか「シティという名に合わない」とかのご意見を聞くこともありました、その証拠に初代は年平均5万台以上の生産がありましたが、2代目シティは2万3千台程度で平成5年、販売を終了しました。

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 このかっこいい高性能車がシティではなくハイウェイだったら、なーんてあまりにもしょうもない冗談ですね。

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